Sentry Page Protection

パッティングの基本

3 グリップ:


3.グリップ: 

混乱を避けるために先に説明しますが、このセクションでのグリップとはシャフトに付けられたものを表現するのではなく、実際にパターを持つ形式をいいます。主要なグリップの種類についてこれから説明しましょう。

グリッププレッシャー: 

グリップをするときの大事な要因の一つはグリップするときの力かげんです。強く握りすぎると前腕、手首、手の筋肉が緊張する原因になります。この強く握ることでの緊張は上腕や肩へも広がる可能性があります。

筋肉が緊張した状態ではスムーズでリズミカルな自然なスウィングを妨げます。パッティングストロークはリラックスしたストロークです、筋肉が緊張しすぎているとそのようなストロークが出来ません。ですので、グリップするときの両手は出来るだけ柔らかく持つようにします。

主導する手:  

パターをグリップしている左右両手の力加減を均一にすることは難しいことです。ドライバーのフルスウィングでは求心力が60ポンドから70ポンドくらいあるので両手で安全なグリップをしていなければクラブは簡単に両手からすり抜けてしまいます。

両手の力加減を均一にできるようになるのはとても難しいことです。スウィングユニット-パター、両手、両手首、両腕、そして両肩を一つのユニットとして機能させることがとても大事だと覚えてください。可能ならば、全てが一緒に動くべきです。手には“利き手”と“受け手”がありますが、ここで表現している優位性(主導)とはスウィングを開始する時の思考プロセスの説明であって、実際の右手、左手の動きを示しているのではありません。

何を意味しているかというと、パッティングのストロークをする時、ゴルファーは主導する手よりも受け側の手の力加減をほんの少し小さくすることが必要です。そうすることでパッティングストローク中の相反する反応や迷いを消すことができます。

後ほど勉強しますが、リズムは安定した再現性の高いストロークを構築する時とても大事な要素です。良いリズムを作り上げるのに片手の練習はとても効果的です。片手でそしてほんの少しの力加減のグリップでパッティングすることはスウィングユニットの自然な力学でタイミングと軌道を主導することができます。

主導する手と反対の手は、動作の安定を向上します。反対の手はパターを正しいスウィングプレーンに添わせるためにグリップするのであって、スウィングを主導するためではありません。

グリップの種類:リバースオーバーラップ

通常のグリップはリバースオーバーラップです。

このグリップは-もし右利きでしたら-右手は小指がグリップエンドから約11.5センチ離れた位置でパターをグリップします。次に左手をグリップエンドに置きながら右手の小指と薬指の上に左手の人差し指を重ねます、そして左手の親指はグリップの中心で右手の親指の母指球の下にセットします。パターのグリップは左手の小指より約6センチより長くないようにします。

このグリップには指の位置でいくつかのバリエーションがありますがスターティングポイントとしては上に説明した方法が良いでしょう。

利点

オーバーラッピンググリップの利点はフルスウィングで使うウッドやアイアンと違う形のグリップなので、パターをそっとグリップすることを思い出させてくれることです。

このグリップはグリップする時のやさしい力加減を助け、すなわちリラックスしたリズミカルなストロークを助けます。

第2の利点は両手がスプリットグリップなどと比較して一体となっているので両腕の長さが変わることなくまっすぐで肩も地面と平行になりやすいことです。プレイヤーは右腕より左腕がほんの少し曲がっていることに気づくと思います。

欠点

両手はグリップを本当にそっと握り、そして/もしくは片手がスウィングモーションの思考プロセスを主導していないと、左右どちらかの手が主導しようとしがちです。

このタイプのグリップでは両手が接近しているので、生徒さんが常に手首の回転をしないようにしていないと両手首の回転が起きやすくなります。

一般的にリバースオーバーグリップはこのグリップを選んでいる多くの人にも、またどのような生徒さんへも良いスターティングポイントです。もし、しかし指導者の皆さんが見てこのグリップが良い、自然なパッティングストロークを妨げているようであれば、生徒さんへの他のグリップスタイルも検討してあげてください。

グリップの種類:スプリットグリップ 

スプリットグリップには少なくとも3種類のタイプがあります。

右手が下のグリップはとても興味深いグリップです、それは右腕をまっすぐ伸ばすことになるからです、そうすることで二つの自由度を減らす可能性があります。上下と手首の折れです。加えて片手によるスウィングに動きが近くなり、それによりリズミカルなスウィングの助けにもなります。(このことは、練習ドリルの項でまたお話ししましょう)

生徒さんが前項でお話ししたようにスウィングプレーンを認識してくれていて、スウィングプレーンに沿ったスウィングで右手が主導することを理解出来れば、このグリップはリラックスして、プレーンに沿った、そして優しく自然な自分の周期がスウィングのリズムをより効果的に発揮させることが出来ます。下になる右手のグリップは本当に緩くして持って、左手はパターのライ角度(水平から約72度)をスウィング中保つように安定させる方向で考えてください。

左手が下になるスプリットグリップも右手が下になるケースと良く似ていて同じ長所があります。

注意して覚えておいていただきたいのは、片手が下になるスプリットで下の手がスウィングの始動を主導するようになる時がありますが、これによってスムーズなスウィングがいつもできるとは限りません。考えて試す必要があるのは本当のスプリットグリップでは上になる手をコントロールする手として始動、主導する手とすることです。

ロングパターとサイドサドルパターのグリップは左手が下になるのと右手が下になるのでは上になる手の親指が上を向くことで違ってきます。どちらでもこれらのグリップは手首の折れの自由度を減らします、ロングパターでは加えて上下の自由度も減らします。サイドサドルでは右利きの場合右手が下になります、そして左手を中心とした回転を主導します。ロングパターでは右手でパターの傾きを安定させ体幹の大きな筋肉でスウィングの始動をするようにします。ゴルファーによっては両肩の動きを抑えスウィングの動き全てを下の手でするようにして成功している人たちもいます。前後の自由度を引き起こし、それによるエラーを発生させるのでこの方法は推奨できません。


グリップタイプ: クローグリップ 

このグリップは少ないですがプロフェッショナルゴルファーが採用していますが“ ”と見なされるのでお勧めはしません。

このグリップ“クローグリップ”では左手は通常のグリップと同じように親指はシャフト上面で指先はヘッドのほうに向きます、右手は通常のグリップと比べると反対に向いて親指がグリップの上面ではなく身体側に向きグリップの裏側に位置します。右手は全ての指がグリップを握るのではなく、2、3の指がもしくは4本の指がパターグリップの上面に握るのではなく、指を伸ばした状態で添えるようにします。その時親指はグリップの裏側に添えます。

このグリップが特定のゴルファーに効果的である理由は、右手は添えるだけで左手が主導していることで、始動時の右手との相反した動きが無くなることです。それによって両肩の動き、両腕、そして手がストローク中スムーズなスウィングが出来るからです。右手“クロー”はグリップに余分な力を加えることが出来なく、ストロークの安定に効果を出しています。これは他のグリップタイプでは出来なかった、主導の手の良い例です。



Back to prior page  Back to Main Menu  to next page