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パッティングの基本

9 眼の動き


私たちが少しのコントロールしか持たない現象は周辺視野です。これは私たちの日常生活に欠くことのできないものです。周辺視野無しでは、私たちはどこでも転んだり、何かにぶつかったり、何かが何処からか私たちにぶつかりそうになった時に身体をひねりながら避けられません。

これは欠くことのできない感覚で、パッティングの時も付きまといます、特に私たち自身が持つ自然なリズムで10度(垂直から)傾斜したプレーンに沿ってテイクバックする時も付いてまわります。

私たちは直接見ていないにもかかわらず、周辺視野によってパターヘッドが見えてしまいます。 私たちは自動的にそしてコントロールをしなくても、周辺視野によって認識された修正を瞬間的にしてしまいます。このことでパターヘッドが波打つようなテイクバックや、ぎくしゃくとした安定性のないフォロースルーを引き起こします。

もし、私たちが身体をどのように動かしたらよいかを知っていて、そのように動かせるなら、周辺視野からのこのようなメッセージを無視できます。

周辺視野が身体の自然な本能で目にするスウィングの流れを修正しようとするパワーを-もっと悪くするだけですが-そぐひとつの方法があります、スウィング中ボールの後ろのポイントを集中して見続けることです。

ジョン・ヴィカースによって、パッティングストローク中の眼の動き、後に“クワイエット・アイ”-静かな眼-として知られるようになった素晴らしい研究がされました。パットの上手なプレイヤーはボールの特定の一箇所をストロークする前からストローク中2、3秒見続けていることを発見しました。反対にパットの上手でないプレイヤーはボールの一箇所に焦点を集中できず、バックスウィング中のパターヘッドを眼が追っていることもわかりました。この“クワイエット・アイ”の静止時間が正確性を増すこと明らかにしました。

ヴィカースの広範囲にわたる研究で、他の興味深い発見があります、パターの上手なプレイヤーはカップ周辺で特別な目標を決めています(特にショートパットの時に)、それは芝の葉であったりします、そして彼らの見つめ方が慎重で少し時間をかけるようになります。引き換え、パターが上手でないプレイヤーはそのような目標を決めないで、見つめる先がカップ周りを漠然と見て、しかも早いタイミングで終わります。

生徒さんを教えるときに、これらのとても微細な眼の動きや、眼と頭相互で情報を収集している方法を把握してください。生徒さんが頭を動かしラインを見るとき、生徒さんの眼の動きが見える位置であなたは観察してください。プリショット ルーティーンをしているとき生徒さんに何を見ているか聞いてください。これら全てのことを生徒さんが自分自身で一定の過程を持っているか、またどの様な手順を持っているか判断する助けになります。

パットが上手ではない生徒さんたちには、パッティングの時に眼を固定するように奨励してください。ヴィカースが著書“Perception, Cognition and Decision Training: The Quiet Eye in Action”で提案している方法があります。いろいろな違う色の小さな円盤(小さなステッカーでも大丈夫)をばらばらにしたゴルフボールの下に置きます。その状態で生徒さんにパットしてもらい、カップを見る前にボールの下の円盤の色を言わせます。

生徒さんがパターヘッドの狙いをつけるとき、何の情報に注意するのかを生徒さんが知ってもらうことはとても大事です。生徒さんに小さな目標を選んだら、眼はインパクト後までストロークする間、ボールの後ろのスポットを見続けているように推奨してください。きっと皆さんはこれだけで生徒さんのパッティングがどれだけ進歩するか驚くと思います。



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