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パター テクノロジー

10 インパクト:ボールの飛び出し


パターで打たれたボールは パターのロフト-4度が望ましい-とヘッド軌道の上昇により、通常地面から少しジャンプしたように離れます。

ボールはパッティング距離の約3‐4パーセント空中で進み、落ちてから滑りながらパッティング距離の約10‐11パーセント進みます。順回転になるまでの距離はパッティング距離の約13-15パーセントを過ぎたところからです。

例をあげると、10フィートのパットをする場合、ボールが順回転をするまでの距離は、飛行中に約3.5インチから4.5インチ空中を進み、12インチから13インチ滑りながら進むので約15インチから17インチ先になります。 登りのパットではその後ボールは順回転しながら進み、回転抵抗(グリーンスピードによる)と重力により進みが遅くなります。 反対に下りのパットでは重力がボールの進みを助けることになります。

重力は-パッティンググリーンの傾斜があるところでは-どのくらい左右に曲がるかにも影響します。

パッティングにはフックやスライスをかけるパットというのはありません。ボールがパターフェースを離れるときにわずかなサイドスピンがかかることがありますが、ボールが進むにつれて重力の作用によって徐々に順回転になっていきます。


バックスピン スライドとロール

ボールがパターフェースを離れるときは、ほんの少しですがバックスピンがかかっています-1秒間に2回転程度です。

ボールはグリーンに落下してバックスピンからスライドもしくは滑る状態になります。前述したように10フィートのパットで15インチから17インチの距離になります。その後ボールは順回転-トップスピン-を始めます。

パターフェースを離れる時から順回転(トップスピン)をボールにかけることは-パター製造者からの主張にもかかわらず-ただボールの3分の2(グリーン面から)の位置を打たない限りほとんど不可能です。 この3分の2の位置を打つことはボールをグリーン面から下に打つことになり反動で前のショットで止まっていた位置の自然な凹みからジャンプして出て行くようになります。

ボールの中心を打とうとしても同じような結果になります。ボールは止まっていたところからジャンプして2,3度空中をジャンプしてからスライドもしくは滑って順回転に移ります。パットの時のジャンプはボールが停止している場所の状態が一定ではないことも原因の一つになっています, 安定したパッティングのためにはボールが止まっているところから、出来るだけ早く離脱することが最善です。

そのようにするには、パターがそのロフト-約4度-を使って、水平からやや上昇しながらのヘッド軌道-約1度~2度-でボールを打てれば出来ます。



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