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パター テクノロジー

8 パタースタイル:コンベンショナル、ベリー、ロングそしてサイドサドル


IMPORTANT NOTE:

2016年、ルールにパターのアンカーリングが禁止されることが追加されました。詳細については日本ゴルフ協会のホームページで確認してください。

アンカーリングはこの項で説明されているベリー、ロング、そしてサイドサドルパターに関係し、パッティング時の禁止がルール化されましたので、この項は更新されますので、お待ちください。



パターはパッティングのプロセスを効果的に、楽に、そして伝統とゴルフのルールに適合するようにデザインされています。

この十年ほどでデザインされた多くのパターの形やサイズは、伝統的なパターデザインの方程式でのこの部分はどこかに置き忘れられたようです。しかし、本来伝統的であるクラブの形状に対し反対するように、多くのルールが改変されました。そのためルールのデザインに関する記述は伝統的でないパターの使用に関して厄介なことになりました。

伝統的ではない(それによりルールに適合していない)パッティングに近づいてきた2つの例はシャッフルボードのようにボールを押し出すスタイルとクロケットスタイルのパッティング(足をボールのどちらかのサイドにつけて)でした。

これらのスタイルは採用されることなく去って行きました、要求されたのはクラブのヘッドでボールを打つことでした。パターはどのように持ってもかまいません。グリップを持たなくても大丈夫です。両手が一緒になっていなくても、パターを片手で持っても手で持たなくても大丈夫です。

パッティングストローク時の動きの特徴を理解することは重要ですが、その知識を通してなぜゴルファーによっては一般的でないパターを使いある程度の成功をしている訳を理解することが出来ます。

リンク Quick links:

スタンダード  Standard

ロング Long

ベリー Belly

サイドサドル Side-saddle

スタンダードな長さのパター  Standard-Length Putters:

スタンダードな長さのパターは男性で32インチから35インチで女性では28インチ(ジュニアではより短い)から34インチくらいと異なります。これらの長さは通常のパッティングスタイルでの範囲です。もう、ご説明しましたが、パターにはスウィングウェイトは必要ありませんが、パッティングへの効果はほとんどありませんが、長さを変えることでパターの慣性モーメントに影響があります。

ロングパター Long Putters:

ロングパターは通常パッティングに問題がある人に向けたものです。ロングパターはスプリットグリップを採用しており、上になる手を身体に寄せて(胸から顎の間で)持ちます。このパターは47インチから50インチの長さの範囲で、アドレスの姿勢は通常の姿勢より立ち気味で、パッティングのプレーンは通常の姿勢でのパッティングスタイルで垂直面から約10度の傾斜であるプレーンが約5度になります。

パターは胸に寄せられた上になる手を中心にスウィングされ、下になる手はグリップエンドから約50cmから64cm下を握ります。それ故、ロングパターはとても永いグリップか2つにわかれたグリップを採用しています。

ロングパターを使う時、パットの成功率を上げる2つの基本メソードがあります。

A-両肩、両腕、両手、そしてパターを一体化して、大きな筋肉を使って両肩の間の背

骨を回転の中心とする。

B-両肩を静止させ、パターのグリップエンドを胸に固定し、プレイヤーは右腕、右手

のみ動かし、胸から吊らされた振り子(垂直面から約5度傾斜したプレーン)のように上になる手を中心にしてパターをスウィングする。

メソードAが好ましい方法です、この方法はメソードBのように右腕、右手が肩から独立して動くことが無いからです。メソードBでは腕を使いスウィングし、身体の他の部分から独立して身体を横切る動作が要求されるからです。腕が(右利きのゴルファーは右手)身体から独立して動くことは、バックスウィングでもフォロースルーの時でもプレーンに沿ったスウィングをするのが難しいからです。この理由から、メソードAがより安定した結果を出せることが証明されました。

ロングパターのスタイルは、不安定な成果につながるエラーの原因を生む、多くの身体の動きを除くか、減少させます。12の基本でお話しした自由度を使って例をあげれば、ロングパターは現実に3つの自由度を取り除きます-パターヘッドの上下の動き、手首の回転によるフェースのローテーション、手首の折れです。加えて、もしプレイヤーの頭が動かなければ、肩甲骨の間の背骨を中心としたスウィングの弧は崩れないでしょう。

そうは言っても、多くの人がロングパターでのロングパットは力加減の判断が難しいと分かりました。ちょうど足にそえ木をして歩くのを習うのに似ています。徐々に慣れて良くはなってきますが、故障を持っていることは明白です。

ベリーパター  Belly Putters:

ベリーパターは伝統的なパターに比べ長く-40から43インチの長さで-ロングパターより短く出来ています、そして通常の72度のライ角度を持っています。ベリーパターもしくは中尺のパターを使う理由は多くの場合ロングパターを使う理由と同じです、通常の長さのパターをコントロールできないからです。ベリーパターを使う長所は、パターがストローク中の手首の折れを除いてくれるからです。問題はこのパターを使う場合、パターの回転中心がお腹になることです-この中心はパッティングストローク中比較的固定的にそこにとどまることです-そして両腕は両肩を中心として回転します。この2つの中心を持った回転はショートパットには大敵ですが、ロングパットをするときのテイクバックで明確に右肘が動きに適応するように折れてしまいます、それによりエラーの原因を除くか減少するのではなく、増やしてしまいます。

普通のベリーパターのストロークで発生する問題を除くことが出来るストロークが選択肢としてあります。

中尺のパターを使う時、右利きのプレイヤーは左腕をいっぱいに伸ばして左手でグリップを握ります。パターグリップの上部は左腕に添えます、右手をグリップエンドの位置で親指が下を向くように通常のグリップをします。上になる手(右手)は左腕の二頭筋に添えるようにします。

このグリップは通常のストロークをしている限り、上下の自由度を減らし、手首の折れを除きます。この選択肢は通常見かけるベリーパターを使ったストロークより効果的だと思います。

サイド・サドル・パター   Side-Saddle Putters:

サム・スニードは両足の間から打つ、クロケットスタイルのパッティングが禁止された時、それまでのスタイルに非常に近い、身体をカップに向けて、頭をあげてカップを見て、パターを身体の横に渡してセットしたパッティングスタイルにすることに成功しました。このパッティングスタイルはサイド・サドル・スタイルとして知られるようになりました。

その後2つのサイド・サドル・パッティングの違う方法が現れました。

第1   (First)

目標線に向かい、ベリーパターの同じくらいのパター-72度のライ角度で-をスプリットグリップで持ち、右手は下に、左手は親指を上にしてグリップエンドを持ちます。左腕は肘を胸の横で固定し、左手を胸の中央にします。回転中心は左手になり、右手と右腕が自然な、ちょうど歩いているときに腕を振るようなスウィングの動き(前後に)をつくります。

第2   (Second)

目標に向かって、ロングパターを-約45~48インチの長さで79度のライ角度-スプリットグリップで右手を下に、左手は親指を上にしてグリップエンドを右腕のわきの下に近いところで持ちます。この第2のスタイルはゴルファーが通常の水平面から80度のプレーンに対し、よりアップライトな-85度から90度プレーンでスウィングすることが出来ます。

両方のサイド・サドル・スタイルは3つの自由度を除くか、減少させます-手首の折れ、上下の動き、両手首の回転によるフェースの向きの開閉です。

サイド-サドルの利点は

1) カップを毎日生活で見ているのと同じように頭をあげて、横からではなく正面

から見ていることです。(両眼で)

2) スウィングモーションがより自然です。(身体を横切るのではなく、前後に)

3) エラーの原因を減らしました。

欠点は第1の方法では身体によって、動きが制限されていることです、そして第1、第2両方で自由度を制限したことによって、フィーリングをなくすことです。



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